■裁定取引についての用語解説1
価格変動において、同一の性格を持つ2つの商品の間で、割安な方を買い、割高な方を売ることにより、理論上リスクなしに収益を確定させる取引のことをいいます。
マーケットの価格が理論価格に近づき、乖離(かいり)がなくなることで、割高・割安な状態が解消された場合に、反対売買を行なうことによって収益化します。
現在、裁定取引が活発に行われているのは、証券の現物市場と先物などの派生証券との間、同一の先物で異なる限月の間での裁定取引である「限月間スプレッド」、異なる先物市場間(例えば、大証とSIMEX)での裁定取引である「市場間スプレッド」などがあります。
■用語解説2
同じような値動きをする2つのものについて、割高になったものを売って同時に割安なほうを買い、割高・割安が解消されたら手仕舞う取引の方法です。
「日経平均の採用銘柄225銘柄を全部買って、日経平均先物を売る」「日経平均先物を買って、TOPIX先物を売る」 「日経平均先物12月限(12月が期限のもの)を買って、日経平均先物3月限を売る」など様々な取引があります。
大量の資金が必要なので、機関投資家や金融機関などが行っています。英語ではアービトラージ(arbitrage)といいます。
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